小夏(こなつ)
小夏の季節
太陽がギラリと夏の顔を見せ始めたら、小夏の季節到来です。
みずみずしくさわやかな高知の柑橘をお楽しみください。
小夏の美味しさ
じゅわっと広がるさわやかな酸味。
さわやかな香りとみずみずしい小夏は、高知の初夏を告げる甘酸っぱい小さな柑橘です。
高知産小夏の特徴
小夏は温州みかんよりひとまわりほど大きく、鮮やかな黄色い皮の果実で、独特の甘酸っぱさが特徴です。
日向夏やニューサマーオレンジと同じ柑橘ですが、主に高知県で育てられている小夏は、高知での品種改良が進み、産地独特の風味が生まれました。
4月上旬から5月中旬頃が旬の「甘熟とさ小夏」は、従来の小夏の枝代わりで「すくも小夏」という品種です。
コクのある甘さと柔らかい酸味の小夏で、お子様やご年配の方も食べやすいお味です。
5月中旬から6月下旬頃が旬の「土佐小夏」は、昔なじみでキリっとした酸味が特長の「西内小夏」という品種です。
甘酸っぱい果汁がたっぷりで、暑くなる季節にぴったりの美味しさです。
手をかけ声をかけ
毎日気にかけ、手をかけると、植物にも気持ちが通じるのか、うんとおいしい実をつけます。
よう頑張ったなあっと声をかけながら、一つずつ大切に大切に収穫します。
希少価値の高い小夏の小玉
小夏は小玉ほど果肉の房が柔らかく濃い味で、大変好まれます。
小玉のまま成長させるのは大変難しいため、大玉よりも希少価値が高くなります。
小夏の美味しい食べ方
1. 小夏の皮をリンゴを剥く要領で、ふわふわの白い部分を残し、クルクルと薄く剥きます
2. 種があるのでさけて斜めに削ぎ切りにし、ひと口に切って白い甘皮ごと食べます