生姜
生産量日本一!高知県産【大生姜(しょうが)】
高知県は昔からショウガをたくさん生産していました。
高知県の気候・風土に生姜生産が一番適していて、
生産量日本一です。
白木果樹園も1995年頃までたくさん生姜を生産していましたが、果樹園の手入れが忙しくなり生産をあきらめました。
白木果樹園の近所の農家さんは、ほとんどが文旦としょうがの両方を生産しています。
土佐文旦発祥の地は、生姜の一大生産地でもあるのです。
生姜(ショウガ)の豆知識
- 生姜は昔から漢方薬の一つとして重宝されてきました。
温めた状態では体を温め、冷やした状態では体を冷やすという特殊な性質があります。 - 新ショウガは、ハウス物でも露地物でも収穫したての新鮮な物をいいます。新ショウガを専用の倉庫で保管し、年を越して出荷する物を囲いショウガといい、新ショウガと囲いショウガでは食感や味などに違いがあるため用途も異なります。
生姜の効能
しょうがの入った料理を食べたり飲み物を飲むと、身体の中からぽかぽかと温かくなるのがわかります。ショウガには血行を良くして身体を温める効能があるということは、昔から多くの人に知られています。日本では寿司の薬味や料理の下味など食材として使われることが多い生姜ですが、海外ではハーブやクスリのように用いられることもあります。身近な食材として私たちにも馴染みのある「しょうが」の持つ成分や色々な効能を上手く使いこなして、健康にお役立て下さい。
生姜の効能と働き
生姜の持つ効果や効能としてよく知られているのは、血液の循環をスムーズに行えるように働きかけ、身体を温めてくれるというものです。その他には、あまり知られていないものもありますが、吐き気をとめる効果もあるといわれています。はっきりとした効果が確かめられてはいないようですが、東洋医学では乗り物酔いに効果があるともいわれて、船やバスなどの乗り物に乗る際に利用されていることもあります。
また、身体の不調は、体内に不要なものや身体に負担となるものがあるために起こると考えられることもあります。そのため、しょうがの胃や腸に対する刺激で消化機能を促進させたり、発汗作用や循環機能の活性化などからその不要なものを取り除く解毒の効果があるとして、しょうがの絞り汁やすりおろしたものが使われることもあります。
生姜の効能を利用する
生姜には昔から風邪を予防する効果や身体を温める効果など、色々な効能があると言われ料理や保存食として使われてきました。身体を温めてくれる効果などは、新陳代謝を活発にもしてくれるため、ダイエットに利用されることもあります。また、食べるだけではなく外から塗ったり貼ったりすることで咳を和らげるためにも使われてきました。また、生姜は体を温めてくれる効果以外にも殺菌作用や食欲増進の効果もあります。
<風邪の予防に>
風邪は、体力や免疫力が低下している際にかかりやすいといえます。そのため、風邪っぽいときには、身体を温め循環機能を高めることで風邪が悪化するのを防ぐことができます。また、発熱がある場合には、生の生姜をすりおろし、蜂蜜やレモンと一緒にお湯で割って飲むと発汗作用によって汗をかき、熱を下げる効果があるといわれています。
<リューマチに>
リューマチは季節の変わり目や冷えによって痛みがひどくなることがあります。季節の変わり目は温度変化によって身体に力が入りやすく、冷えは間接や筋肉の動きがスムーズにいかなくなってしまうからだといわれていますが、身体の中から温めるためには、生の生姜を使ったお茶や温かい飲み物を飲むのがおすすめですし、関節や筋肉の痛む部分に生の生姜をすりおろした生姜の湿布剤を利用するのも効果があるといわれています。生姜を皮膚に当てる場合には、肌に刺激が加わるので肌が弱い人などは特に注意して行う必要があります。
「はちみつ生姜シロップ」
【材料】
ハチミツ100ccとおろし生姜大さじ1
【作り方】
※瓶やタッパーに入れて冷蔵庫で保存し、お早めにお召し上がり下さい。
- お湯で割って、はちみつ生姜湯に
- 紅茶に入れて、はちみつ生姜紅茶に
- ココアに入れて、はちみつ生姜ココアに
- ミルクティーに入れて、はちみつ生姜チャイに
- ホットミルクに入れて、はちみつ生姜ミルクに
- パンにつけてはちみつ生姜トーストに
- 魚やお肉の煮物に入れても美味しいです。
「炊き込み新生姜ご飯」
【材料】
お米 3合分、新生姜 50~100グラム、油揚げ 1枚、しょうゆ 大さじ1.5、酒 大さじ1、ほんだし 小さじ1、昆布茶 小さじ1/2
【作り方】
- お米を洗って分量の水で30分以上ひたします
- 新生姜を千切りにし、2、3分さらしざるに上げます
- 油上げを刻みます
- 炊飯器に(1)(2)(3)と調味料をすべて入れ、炊飯します
- 炊き上がったらさっくりと混ぜて出来上がり
「あっさり新生姜ご飯」
【材料】
お米 3合、新生姜 50~100グラム、昆布茶 大さじ1
【作り方】
- 新生姜を千切りにし、2、3分水にさらしざるに上げます
- (1)をざるに上げ水分を切り、ボウルで昆布茶と和えます
- 炊き上がったらご飯に(2)を加え軽く混ぜ、炊飯器の蓋をして2、3分蒸らします
- 蒸らし終わったらさっくりと混ぜ合わせて出来上がり
※新生姜の分量はお好みですが、100グラムはピリッと辛い感じです
※熱いうちは辛味を強く感じますが、冷めると辛さが和らぎます
「しょうが焼きのたれ」
【材料】
りんご 3/4個、たまねぎ 1/2個、生姜 親指大1、にんにく 1かけ、濃い口しょうゆ 100cc、日本酒 50cc
【作り方】
- りんご、玉ねぎ、生姜、にんにくをすりおろし調味料とあわせます。(ミキサーでもOK)
- 豚肉300グラム~500グラムをたれと一緒にポリ袋に入れて揉みこみます。
- 野菜やりんごの水分が多いですが、ざっと火が通ったらお肉を広げて少し焼き付けるように仕上げてください。
たれの保存は、冷凍庫か、冷蔵庫なら3日以内に使いきってください。
鶏肉・鶏・豚のミンチでそぼろ作りにもどうぞ
「新生姜煮」
【材料】
新生姜 1kg、乾し椎茸 10枚(千切り・水に戻さない)、だし昆布 10枚(千切り)、鰹節 5g、白のいり胡麻 少々、砂糖 500g、醤油 300cc、レンコン 200~300g(薄切り)、あれば水あめ 大1
【作り方】
- 新生姜は、長さ3cm厚み2mm位に切る。節と平行に3cm、節と垂直に2mm切る方が綺麗に仕上がる。
1kgに対して塩 大1を振りかけ良くもんで15分位置いておく。
2,3回水洗いし、水気を切ってから、かぶるくらいの水で茹で上げる。沸騰してから15分煮る。この繰り返しを3回してあくを抜く。 - 茹で上がった生姜に、千切り乾し椎茸(水に戻さないこと)、だし昆布、レンコン、砂糖、醤油を入れ(水やだし汁は入れない)、汁気のなくなるまで煮る。
中火で40分~1時間位。 - 火を止めてから、鰹節、白ごま、あれば水あめを入れサッと混ぜ合わせる。
※たくさん作り、長期間の冷凍保存期間ができるので小分けをしておくと、一品足りないなと思うとき時などに自然解凍して食卓に出せます。